縦走・ピークハントの最近のブログ記事

息子のゆうき(5年生)と、心優しく穏やかに生きるのみとぴーさん、息子さんのこうき君(4年生)の4人での鳳凰三山珍道中、2日目です。

朝4時起床。外に出ていみると、満点の星空。

風が強い。テン場は樹林帯のなかなので問題ないが、稜線はかなりの強風が予想される。2004年1月の仙丈岳の時には稜線上で身体が宙に浮いて飛ばされたことがあるので、体重の軽い子供達が少し気がかり。

朝食は、昨晩の残り汁をつかってうどん。おいしかった~。

 

起床から出発まで2時間。ちょっと時間かかりすぎだけど、子連れなので、まぁこんなもんかなぁ。

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稜線は風が強い。巨岩帯なので、岩の裏で風よけ。
花崗岩が風化してできた、白くて明るい登山道はとても気持ちが良い。

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森林限界を超えると、さらに風が強くなって来た。風速は大体15m/sくらいか。大人は単に風が強くて寒い程度だけど、子供達にはちょっときつい風。ストックを渡し、耐風姿勢を教える。

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寒いけど、みんな元気いっぱい。ノリノリ~。

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振り返ると富士山がくっきり。

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手袋も冬用のものをしないとちょっときついです。

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7:30、薬師小屋到着。稜線上にあるけど、全く風が来ない絶妙な場所。

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7:50、だだっ広い山頂の薬師岳着。
ガスっていたりホワイトアウトしていると迷いやすそう。

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白根三山がきれい。北岳バットレスの各尾根がくっきり見える。

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巨岩帯が続きます。子供達もガンバ!

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程なく観音岳到着(8:30)。この強風で子供達を連れているのを見て、驚かれます。
「家族で良いわねぇ」
「・・・偽家族なんです。」
説明に苦慮(笑)。

 

遠くにこれからチャレンジするオベリスクが見えます。かっこいい!

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↓この写真見たら、雪山かと思うよね。
タダの白砂です。自然の造形美。

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9:50赤抜沢ノ頭到着。オベリスクが間近に見えます。子供達は登攀具をつけて準備完了。
ここから見るオベリスクはかなり急峻に見えます。果たして登れるのか・・・リーダー判断が問われますが、ここはO型、頭で考えてもしょうがないので、ひとまず行ってみることに。

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みんなでオベリスクへのコルまで駆け下ります。
オベリスクのコルになっている部分(賽ノ河原っていうんだっけ?)には、お地蔵さんと、「地蔵岳」の標識が。オベリスクには登れない人が多いので、ここを地蔵岳としてるんでしょうね。

 

オベリスクは、比較的傾斜の緩い(といっても急ですが・・)基部と、突端部との2段ロケットです。

基部は、遠目に見たほどにはしぶくなく、岩場の弱点である凹角部分から登れます。クライミング経験のある、こうき君とゆうきには楽勝。凹角を登り切ったところから突端の付け根に至るルートファインディングが楽しいです。

正面の巨岩をボルダー感覚で登るのもアリだとは思いますが(実際に登っている形跡がある)、少なくともリーチのない子供達にはムリムリ。実はもう一つ秘密のルートがあるんです。

前を巨岩でふさがれたところから左上するバンドがありますので、そこを忠実に辿ると・・・
秘密の入口に到着です。(ここメタボな人にはきついかも。)

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<秘密のルート入口にて。>

最後の突端への登りはクラックにフィックスロープが張ってあるので、A0しまくりで登ります。


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オベリスクのてっぺんは双頭になっていてそれぞれ1m四方ほどで、それぞれのピークにセルフビレイ用のハーケンとボルトが打ってありました。ただ岩質的に確保支点がどの程度の強度を持っているのかはかなり疑問でした。


支点をセットして、ハーネスをつけた子供達がから挑戦!まずはリーチのあるこうき君がチャレンジ。岩には足場が切ってあるんですが、大人用のリーチなので、こうき君でもかなり苦戦。

しばし格闘するも、山頂は大人でも飛ばされそうな強風で、下山時間を考えると子供達の登頂は無理と判断。残念だけど、こうき君を下ろすことに。ゆうきも一応軽くトライ。

みとぴーさんには完登してもらって、てっぺんでポーズとって欲しかったけど、ハーネスがないので、ゴボウでの下りがちと厳しいというご本人の判断で、今回は最後の登りだけは断念。
(実は、たぶん余裕で行けたと思うんですけどね~)

でもオベリスクの突端部分って、オベリスクの最後2割なので、突端基部まで来られただけでも実は子供達にはすごいことなので、よく頑張ったと大人2人で褒めてやりました。

ぜひ彼らにはまたチャレンジして欲しいです。

 

パワーがありあまる2人は、赤抜沢ノ頭への登り返し途中にある、蟻地獄のような砂の斜面で、暴れまくっています。

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さすが沢ヤさん。樋状部分の突っ張り登りは得意科目です。 

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11:30、赤抜沢ノ頭に帰還。11:30。1時間半楽しく遊べました。

あとはまた縦走モードです。後ろ姿がちょっとたくましく感じるねと、みとぴーさんと意見が一致。

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高嶺を越えたところで、ボクが先頭に変わったところで事件発生!
踏み跡がどんどん薄くなってきて、ついにはハイマツのヤブコギに!
あぁ本能的にヤブをこぐようにDNAにインプットされているのね、と自分で納得しつつ、メンバに謝ろうと振り返ったところ、

唖然・・・

みんな大はしゃぎでヤブコギを楽しんでいるじゃないですか。カエルの子はカエル。変態の子は変態なのね・・先行していた「緑のおじさん」(蛍光グリーンのジャケットを着たおじさんに対して子供達が付けたニックネーム)にも怪訝そうな顔をされました。

程なく白鳳峠着(13:30)。このままコースタイム通り行くと16:00のバスがギリギリに。白鳳峠からはかなり急な下り坂。前半はゴーロ状の沢筋。沢筋は子供達も快調に飛ばしてくれてコースタイムの約半分位のペース(約30分)で下りてきました。後半は沢筋から、尾根に乗り上げて余り整備されていない悪路を下りました。道も不明瞭で、地形図を眺めながらの下降です。


先頭は子供達に任せていましたが、気がついたら沢筋に・・・地図では沢に戻ることは無いはず・・・踏み跡も不明瞭になってきたので、自分の位置が確実にわかる箇所まで退却。
どうやらクライマーの子供達は(親も)途中の大岩に見とれてしまって、「ここは5.9のラインが引けるね」などとふざけあっていたら、注意散漫で間違った踏み跡を辿っちゃったようです。

その時、

沢筋の下の方から「おーい」という声が何度も聞こえて、大騒ぎ。

そう、あの「緑のおじさん」の声に違いない。我々が迷ったパターンでそのまま沢筋に入り込んじゃったんだろう。

何かしてあげたいが、あいにく子連れ中、なんどか「おーい」と返答したのみで、あとは下山後に対処すべく、下山を急ぎます。

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その後も、道は荒れていて大変な下りでしたが、なんとか、予定のバスの時刻に間に合う時間(15:35)に下りてこられました。 

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ゲートで「緑のオジサン」遭難しているかもしれないとの情報提供をして、バス停へ。やっぱり無事に下山していればバス停にいるはずの「緑のオジサン」がいなかったので、まだ下りてきてないんだ・・・

と心配した直後、

「イヤー参ったよ~」と声高らかに「緑のオジサン」が・・・

やっぱり迷ったらしいが、元来たところを登り返さずに、途中行く手を阻まむ岩を避けながら、危険地帯をトラバースしてきたとのこと。コワ~、それって道迷い遭難の典型的なパターンでは??

でもまぁ無事で良かったです。乗り合いタクシーの車内で「緑のオジサン」の事情聴取(笑)。

 

帰りには、桃の木温泉 別館 山和荘によって、汗を流してきました。

子供達もすっかり兄弟のようです。

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風呂を上がっても、またUno!やってます・・・

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今回は同世代の友達との山行で、互いによい刺激になったようです。 

再会を誓って帰路につきました。

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息子のゆうき(5年生)と、心優しく穏やかに生きるのみとぴーさん、息子さんのこうき君(4年生)の4人で鳳凰三山を駆け回ってきました。子供達は同世代の子供と本格的な登山をするのは初めて。

これを機に山の楽しさをもっともっと実感してもらうのが、今回のコラボの1つめの目的。同行のみとさんはmixiの「アウトドアグビグビ隊」の隊長。以前三つ峠でご一緒させていただいて、今回が2回目。
昼間はともかく、コラボの2つめの目的である夜の部は果たして隊長について行けるのか、かなーり心配(笑)。

当初、青木鉱泉からの鳳凰三山周遊コースを考えていましたが、青木鉱泉は駐車場が有料なので、夜叉神の森~鳳凰三山~白鳳峠~広河原に抜ける縦走コースに急遽変更しました。

7:00頃夜叉神の森P到着。

7:35出発。ゆうきは夜叉神峠までの道中、ずっとみとぴーさんにマシンガントークで喋り続けてます。一方、夜のおかずを沢山持ってくれているこうき君は、歩き出しということもあってか、やや無口気味・・・

8:40、夜叉神峠着。

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<夜叉神峠にて>

こうきxゆうきは、早速コラボ開始。ライブカメラ用の鉄塔を見つけては暴れまくる。

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<夜叉神峠からは、白根三山の眺めが最高>

ゆうきが余裕そうだったので、こうき君が持ってくれていた夜食のうどんをゆうきのザックに入れ替えて出発。(それでもこうき君のザックの方がずいぶん重いんだけど・・)

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<歳が近いのであっという間に仲良くなった2人>

夜叉神からの道はシラビソの樹林帯の緩斜面の快適な登り・・・のはずが、ゆうきがへたってくる。おーまたかよ・・

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<やや遅れ気味>

「うどん」という都合の良い言い訳を与えてしまったのをちょっと後悔するが後の祭り。スタスタ先行するこうき君とみとぴーさんを尻目にみながらも、マイペースのゆうきを叱咤激励しながら追い立てる。

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<とっても歩きやすく、気持ちの良い登り>

天気も良く、暖かい。白根三山を左に眺めながら気持ちよく高度を稼ぐ。

12:30、苺平で昼食。

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<苺平にて>

13:40、南御室小屋到着。広々として気持ちの良いテン場。小屋でテン場代を払って(子供達はタダ!)早速日当たりの良さそうなところに4人用テントを設営。

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<南御室小屋>

みんなでエアマットを敷いて、腹ごしらえ。

オトナは、ゆうきにボッカさせた冬限定の琥珀エビス

まだ真っ昼間なので、ま、軽く一杯だけ・・・

で、終わるはずも無く、いきなり大宴会。幸せ~。

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馬刺し、おたぐり、ラーメン色々出てきまっせ。

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<馬刺し、おいしそう~!一人4切れ限定ね。>

ゆうきもこうきくんも大はしゃぎ。自分の息子だけだと、どうしても「ご指導モード」になっちゃうので、こういうのも良いね。みとぴーさんも子供たちに優しく声かけしてくれます。

テントの外でマッタリしていた時点でビール500mL缶4本が空きました。

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<2匹のモスラども。>

夕方になり、テントに入ってからは、ゆうきのリクエストで、4人でUno!大会。

と同時に、親達は、ボクの持参したスイスワインで宴会。

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<「変な顔して!」のリクエストに応じて>

夕飯は、みとぴーさんの地元の霜降り牛で、すき焼き。

実は、すき焼きの割り下が、こうきくんのザックの中で漏れてしまっていましたが、みとぴーさんの節約術で事なきを得ました。さすが主婦!味付けも上手で、子供達は、すき焼きの残りで作ったきしめんをぺろっと平らげてました。

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<超高級霜降り牛なのだ>

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<写真のナベは全部ボクの胃袋に>

おなかいっぱいになって、気がつくと、食後の宴会用の酒が無いじゃん!

てなワケで、小屋で350mL缶を4本調達。

子供達をサッサと寝かせて、あとは大人達の宴会の時間。ってずっとか(笑)。

みとぴーさんと2人で山についての考え方、これから行きたい山や登山スタイルの話で、ヒソヒソと盛り上がる。22:30就寝。

いや~、みとぴーさんもよく飲むね~。さすがグビグビ隊長。
これだけ飲める人、うちの会にもいないかも。

夜は風が強いものの、気温は予想ほどには下がらなかったため、2人の子供達はシュラフを剥ぎまくり。4~5回シュラフをかぶせ直しました。

2日目に続くよ。

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 午後の予定が空いたので、ずっと行きたいと思っていた大山北稜を、息子ゆうきと歩いてきました。

大山の北に延びる尾根を大山北稜と一般的に呼んでいるかは知りませんが、大山から三峰山にいたる顕著な長ーい尾根を、煤ヶ谷まで抜けるコース。一部登山道を外れて歩くので、尾根筋のルートファインディングやクサリ場など息子にとっては格好の練習になることを期待。

ちょうど相模ACの訓練山行が同ルートであったので、後を追いかける形になりました。

 

午前中は娘の保育園のママ友達と僕の会社のテニスコートでテニスの練習。その後、大山ケーブル駅に向かい。ケーブルカー経由で11:40下社着。

 

天気が良いせいか、下社からの道は登山客でごった返している。12;50大山山頂着。

大山の麓に住んでいながら、ゆうきが大山山頂を踏んだのは初めて。最初にチャレンジした4歳の時は途中敗退。その後も小学校の行事で何度か機会があったものの、風邪などで参加できずずっと縁がなかった山頂。

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<大山山頂にて>

 

大山からは、猛ダッシュで下る。30人くらいごぼう抜き。

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<走る走る>

 

不動尻にいたる登山道分岐を東に折れずに北に進み続ける(道標には北への案内は無し)。だだっ広い尾根筋で迷いやすい。過去には遭難事件も起きている。

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<道無き尾根を行く>

 

20分ほどで、不動尻からの立派な登山道と合流。大山三峰山をめざす。風化した花崗岩のザレたやせ尾根が所々現れ、クサリ場が続く。

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<写真よりも急で滑りやすい>

 

14:50 三峰山頂着。

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<三峰山山頂にて>

 

熊出没注意で、急にビビリだし、ヤッホーの連続。

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<このへん熊がいるんですよね、実は>

 

1時間1本のバスの時間に遅れそうなことに気づいたらしく、急に猛ダッシュ。

父親はついて行けない。これまでチンタラ歩いていたくせに、極端だなぁ、マッタク。

途中でヤマネ(たぶん)や鹿の親子に会いました。熊には会いませんでした(笑)。

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<バスの時刻に間に合わせるため、猛ダッシュ>

 

ゆうきの猛ダッシュのおかげで、最後のピッチはコースタイムの半分くらい、無理だと思っていたバスの時間の10分前につきました。

急いだ理由を聞いたら、夕ご飯前におにぎりを食べたかったから、だと。

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<無事に10分前にバス停着、おにぎりとともに>

 

残念ながら相模ACのパーティには追いつけませんでしたが、8月以来の息子との登山は良いリフレッシュになりました。

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昨日の様子では、コースタームの倍かかる計算。猿倉までのコースタイムが3時間(小屋の人は4時間はかかると言っていたが)なので、12時に着くためには6時間前の6:00には 出発しなければならない。 4:00起床。朝食はラーメンの予定だったが、ご飯が余ったので、またもやお茶漬け・・・

5:30には準備はできたが、足湯につからせてから出発(6:05)。

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<鑓温泉の足湯>

 

出発してから4時間はまたしても牛歩・・このままでは間に合わない。

息子も半べそで景色を楽しむ余裕もなさそうでちょっとかわいそう・・・

<大手原にて>

行程の2/3ほどきた中山沢を横切るあたりで1時間弱の特大昼食休憩。昼食は災害用非常食として家にストックしてあった賞味期限きれの「保存用即席乾燥餅(きなこ餅)」のはずでしたが、水で戻らず、やむなくクリームサンドで代用。(期限が切れると水を吸いにくくなるのかな・・)

 

休憩後、息子の歩くスピードを早くするターボ作戦開始。

十分に足を回復させた上で、「実はさぁ、速いペースでリズミカルに歩くと痛いのが直るよ」と話し、実践させると予想以上に効果があり、「ほんとだー!すごい不思議!」。自己暗示の効果も手伝って、今までの牛歩がウソのようにスイスイ(というか走るに近いスペードで)下りていく。結局行程の前半2/3で4時間かかったのが、後半の1/3では40分程度で下ってしまった。11:10猿倉着。

ビールとジュースで乾杯し、バスを待つ。

 

帰りはバスを途中下車して小日向の湯で汗を流しました。が、ココにはアブが大量発生していて、ネットがかけてある始末。でもネットの隙間からアブが入ってきて体じゅう刺されてしまいました。

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今回は息子もかなり疲れたようですが、またどこかに行きたいとのこと。「ヤマ歩きの極意」も身をもって体感したわけだし、捻挫が治ったらまたどこかに行こう!

 

後日談

捻挫は全治1ヶ月半。過去の錫杖での捻挫と同じ程度の症状でした・・・

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2:00起床。アルパインクライミングでもあるまいし、いささかクレージーな時間だが、昨日の歩きをみると、時間的に不安。 お茶漬けをかきこみ、北の空のペルセウス座流星群を眺めたりしつつ、3:35出発。白馬大池からの雷鳥坂は、だだっ広くて危険箇所はないので、明るくなるまでの30分間 、ヘッデンで十分歩ける。

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<雷鳥坂にて>

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<この時期は流れ星がてんこ盛り>

 

3時半に出発するパーティはさすがにいなくて、遙か遠くに2パーティのヘッデンがちらちらしているのみ。かなり風が強い。僕は涼しくて歩きやすいが、息子は寒いらしいので、雨具を着せる。

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<稜線一番乗り>

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<今日の行程は奥左の白馬鑓ヶ岳を下った鑓温泉まで>

 

ガレた稜線を30分ほどで、小蓮華山着(5:55)。崩壊が激しく、本当の山頂へは立ち入りを制限されていた。

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<小蓮華山頂>

 

冬の西風と雪で削られた東西に非対称な稜線をのんびり進む。というか、小蓮華以降は、ゆうきが「足の裏がじんじんして痛い」と、ブーたれているので、コースタイムの倍くらいのペースに落ち込んでしまう。

おいおい、このままじゃ着かないぞ・・・

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<こんな山行をできるのはあと何年かな・・>

 

ここでアクシデント発生。左足を捻挫してしまった。それもかなり強く・・

5年前の錫杖の帰りでも左足を捻挫したことがあり、当時の診断がII度の捻挫。今回も、そのときと同様、内出血と腫れを伴っている。まだ行程の半分も来ていないのになんてこったい・・

自慢にならないですけど、故障が多いせいか、テーピングはプロ級(?)なので、内返し捻挫用のスターアップとXサポート、フィギュアエイトを駆使して足首を固定。(スターアップとかっていうのは、テーピングの巻き方です。テーピングの巻き方はこちらのサイトが詳しいです。本ならこれがおすすめ。)

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<イワギキョウ>

 

親が頼りにならないと気づくやいなや、自分が何とかがんばらねばと思うのか、ややペースが上がり、三国境(6:55)から白馬岳山頂までの登りもがんばっている。

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<白馬岳への最後の登り>

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<白馬岳山頂にて>

 

白馬岳以降はゆうきはダメダメ状態。10分で下りられるルートに倍の時間がかかり閉口・・

白馬山荘で昼食休憩を取って、靴を脱がせて休ませる。

今日は村営頂上小屋のテン場で泊まって、翌日大雪渓を下山する案を提案するが、息子はどうしても鑓温泉に行きたいと言う。どうやら、10日の大雪渓での落石死亡事故が気になっているらしい。まぁしょうがないか・・

この後、杓子・鑓の行程も全く歩けず「痛い痛い」のオンパレード。実際には自分に甘えているだけであることはわかっているのだが、ここは一つ「親の背中」を見せるか・・というわけで、けが人の自分が、ゆうきの分(約8kg)をダブルザック。テーピングをしているとはいえ、捻挫した関節がパンパンに腫れているので、合計30kg弱のボッカは正直つらい。

頑張る親の姿を見て、普段甘やかされた息子も何かを感じ取ってくれると良いけれど・・・

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<へばる息子>

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<ダブルザックも捻挫も何のその!オヤジ。>

 

そんなこんなで何とか、鑓ヶ岳山頂に到着(12:10)。ここからが下りでさらに足裏が痛くなるので、ますますペースが落ちることが予想される。再び、今日は天狗小屋に泊まることを提案するが、息子はやはり鑓温泉まで頑張りたいというので、それならということで、出発(12:30)。

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<槍ヶ岳山頂にて>

 

案の定、ちょースローペース。谷沿いの風に乗って流れてくる鑓温泉の硫黄の香りをかぎながら、20~30分動いて5分休みをひたすら繰り返す。ゆっくり歩く方が疲れるんだけどなー、って言っても、もはや通じない。困ったもんだ・・

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 <休憩中に寝てしまう始末・・>

 

なんとかかんとか17:30に鑓温泉着。テントを張っていると途中で抜かされた親子連れ4人パーティ、2組の男女ペアパーティ、合計3パーティに「心配したよー」とねぎらいを受ける。まぁこの日の行動時間は14時間なので、疲れたよ・・・

ゆうきは足湯に直行させ、僕はソッコーで晩飯作り。晩飯の麻婆春雨を腹におさめ、風呂で暖まってテーピングをまき直し、長い一日が終わる。

ヘロヘロで1秒でも早く寝たいオヤジとカードゲームのUnoをせがむ息子とのコントラスト。テン場で遊ぶ元気が残っているなら、もっと昼間に頑張って歩け!とちょっとむっとして怒ってしまった。反省。

20:00就寝・・

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この夏の最大イベント、長男ゆうきとの白馬の縦走の日がやってきた。

さわやか信州号で新宿から栂池高原へ。予定より1時間早く栂池高原着(6:00)。 ゴンドラの始発は7:00だが時間になっても動かない。どうやら部品交換をしているとのこと。そんなもん、営業時間内にやれちゅうの、言いたかったが、息子の前なので自重。

結局1時間遅れで自然園着。8:30出発。

樹林帯はムシムシしてブヨ類が多くて閉口するが、森林限界を超える1時間のガマン。ゆうきはハイテンション。

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<まだ元気な長男>

さわやか信州号で一緒になったご夫婦の話によると、前の週は雷続きだったよう。

今週は打って変わって良い天気。

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<天狗原にて>

 

雪渓を歩くのは息子にとって初めての経験。この日の前日、白馬大雪渓で落石による死亡事故が出たばかりなので、珍しく神妙に親のアドバイスを聞いている。

足を置く位置や上方に注意することなど、基本だけ教えてゴー。

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<初めての雪渓>

 

白馬乗鞍の巨岩帯では、身長のない長男は、かなり苦戦している様子。バテてます。

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<白馬乗鞍からの下り 白馬大池をバックに>

 

巨岩帯で気力が萎えたゆうきは、極端にペースが落ち、13:00大池着。

親の気持的には今日中に白馬頂上小屋まで行きたかったが、初日から無理は禁物と判断し、白馬大池で幕とする。

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<白馬大池にて>

 

今回はラグジュアリー系の山行を目指したので、2人なのにテントはモンベルの4人用。初日の夕食は焼き肉、それも下界ですら滅多に食べられない霜降り和牛。

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<ン千円の超高級和牛なのだ>

 

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<パパは焼き肉よりコレ!>

 

食事の支度の待ち時間で、足をアイシングするために白馬大池に行く。水遊びの好きな息子は大喜び。

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<大池にて>

 

冬山での停滞用装備「Uno!」が今回は大活躍。最近はうかつにも頭脳プレーでゆうきに負けてしまうこともしばしば・・・

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北アルプスデビューの初日はまずまずの成功。19:00就寝。

2日目に続く。

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今から、さわやか信州号で、白馬に向かいます。ゆうき(長男)の北アルプスデビュー。

僕が初めて北アを歩いたのは16才の夏、やはり白馬でした。もう22年前・・・
ペルセウス座流星群の時期で流れ星が綺麗だったのが印象に残ってます。

今回は、当時と全く同じルートをたどり、行程に余裕もあるので、あの頃の思い出もトレースしつつ、のんびりと歩いて来ようかなと思ってます。

記録は夏休みの日記がてら、ゆうきにつけさせる予定。

 <行きの小田急ロマンスカーの車内で>

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待ちに待った夏休み!

今日は札幌で1日フリーなので、札幌駅からのバス往復と日帰り入浴がセットになった割引チケットを購入して、定山渓で遊んでしてきました。

 

温泉街を抜けて二見吊り橋へ。ここから見た通称カッパ淵。カッパがいるという伝説が・・

落ちたらカッパに連れて行かれそうで、左岸をへつるのはちょっと難しいかなぁ。

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でも反射的に巻いて淵まで降りてしまいました・・

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反射的行動が続きますが、定山渓の裏山の朝日岳にハイキングに行ってしまいました。

「熊出没注意」の看板、おみやげ屋さんではよく見ますが、リアルなのは初めて。やっぱりホンマもんは違います。道中至る所に立ってて、ちょっとビビリましたが、登りたい衝動を抑えられず、さっさと歩いてきました。

【コースタイム】 岩戸公園登山口(14:50) ~ 山頂 (15:25-15:30) ~ 岩戸公園登山口(16:00)

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下の写真ではちょっとわかりませんが、関東とはずいぶん植生がちがってます。フキやイタドリが、えらく巨大(4倍くらい!)なのと、白樺の白さが印象的でした。トノサマバッタやカマドウマ、カミキリムシ、コオロギなど、関東ではいつの間にか余り見なくなってしまった昆虫もたくさんいました。

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あっという間に山頂、記念撮影。おいおい、何だよそのカッコはよー、とのツッコミ必須ですが・・・

(仕事用の革靴は底がツルツルなので、結構すべって怖かったです。)

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下山後は、一番古い温泉旅館である「鹿の湯」で汗を流しました。豊平川の流れを見ながらの半露天風呂が特によかったです。

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最後に日本最古の水力発電所がある「白糸の滝」で涼んで来ました。いや~冷やっこいす。

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近場でしたがリフレッシュできました。  明日の飛行機で帰京の予定で~す。

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ここのところ、仕事が忙しくて、息子ゆうき(小五)を山に連れて行っていなかったので、鍋割山へ鍋焼きうどんを食べに行くことに。ただし、ピークのピストンは関西系の僕の性格に合わない(なんか無駄っぽく感じてしまって・・)ので、塔ノ岳を回っていく。

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<堀山の家にて

息子もずいぶん体力がついて、ずいぶん山慣れしてきたのか、荷物を持たせてもブーブー言わずに元気に歩けるようになった。

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<塔ノ岳山頂、富士山がバッチリ!>

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<塔ノ岳~鍋割山の縦走路>

 

鍋割山でまったりとくつろぎながら、鍋焼きうどんを食べて下山。

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<鍋割り山荘にて>

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<今回のメインイベントの鍋焼きうどん>

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<うかつにも昼寝・・>

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<適当に杖を見つけて下ってました>

下山後は、秦野のスーパー銭湯、湯花楽で汗を流しました。(湯花楽のなかで、ちょっとした流血事件があったので、ゆうきはテンション下がってました・・・)

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せっかくの夏休み。昨年は赤岳に登ったが、何とか毎年恒例行事にしたいが、今年は親の体力が落ちているので、夜行日帰りで息子と乾徳山に行ってきた。

前日のうちに道の駅まきおかの駐車場でステビバ。

徳和登山口(7:45) ~ 銀晶水(8:15 - 8:25) ~ 乾徳山山頂(12:10 - 12:30) ~ 錦晶水(14:40 - 14:45) ~ 徳和登山口(15:45)

行程の中に銀晶水・錦晶水という水場があるので、ボッカする水分は少なめでOKなのだが、とにかく暑い。(沢の方がよかったか・・)

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<銀晶水にて>

山頂直下の岩場まではとくに難所があるわけでも無く、ゆうきも途中行程を同じくする地元の2人組のお兄さんにかわいがってもらって上機嫌。

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<気持ちのよい草原(国師ヶ原)のなかを進む>

山頂直下の岩場は、大人にとっては何のことはないのだが、子供は何をしでかすかわからない怖さがあるので、念には念をいれてロープを出す。

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<岩場にさしかかる前に昼食タイム>

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<最初のクサリ場>

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<頂上直下の岩場>

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<ロープで引き上げる>

山頂には5~6組のパーティがいました。いつものことですが息子は褒められて大満足。

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<山頂にて>

実は登りよりも下りの方が結構曲者で、ゆうきは岩場で足を踏み外し、2mほど転落しました。幸い大事には至らなかったんですが、念のため整形外科に通う羽目になってしまいました。

帰りは笛吹の湯で汗をながして帰りました。

親としては少々反省点の残る山行になりました。

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8歳の息子・ゆうきと赤岳へ。

当初富士山に行くつもりだったのだが、単調な登りと人の多さに辟易し、逆に登山を嫌いになってしまっても困るので、行き先を赤岳に変更。赤岳なら鎖場もあるしテント泊もできるので、息子の冒険心も満足できるだろう。

1日目

美濃戸口(10:50)~美濃戸(11:50)~行者小屋(14:50)

家族旅行も兼ねているので、美濃戸口の八ヶ岳山荘まで妻に送ってもらう。
本当は美濃戸まで入りたかったのだが、妻に悪路を走らせるのも気が引けるので林道を歩く。
ゆうきは小さい頃とは打って変わって30Lのザックを背に元気に歩いている。小学3年生ともなるとずいぶん脚力もついているようだ。実はすぐにバテると踏んでいて、自分は息子の荷物を丸ごと持てるよう80Lのザックを持ってきたのだが杞憂だったかな。

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行者小屋までの3時間、すれ違う人からの「何年生?すごい荷物だね」「頑張って!」の声に、息子は終始ニコニコ。

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行者のテン場は大混雑。あと30分つくのが遅かったら、張れないところだった・・
幸い静かな場所が空いていたので、エスパース・ミニを張る。エスパースを使うのは5年ぶりだ。

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晩飯はアルファ米にレトルトカレーという、チョー手抜き飯だったにもかかわらず、「山のご飯っておいしいんだね。いくらでも食べられる!」と言われてしまい、少々罪悪感を覚える。(ごめん、次からはまじめにメニュー考えるね・・)

2日目

行者小屋(4:55)~地蔵尾根~赤岳南峰(6:50)~文三郎尾根~行者小屋(8:35)~テント撤収~行者小屋(9:15)~美濃戸(11:45)~美濃戸口(12:30)

昼には下山して諏訪の花火大会を見に行きたかったので、4時起床、明るくなってきたのを見計らって出発。
地蔵尾根を夏に登るのは初めてだったが、鎖場もきちんと注意だけ喚起していれば、小学生なら特に問題ない。

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程なく赤岳展望荘に到着して、来し方を振り返らせると、それなりに感激している様子。シメシメ・・こちらの読み通りだ。

6:50 抜けるような快晴のなか、赤岳南峰に到着。

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山頂から南アルプスが一望できる。今週末に登る北岳バットレスに想いを馳せつつ特大休憩。

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下りは文三郎道を下り、赤岳主稜へのトラバースポイントで休憩し、自分のモチベーションも高めつつ、行者小屋へ。
テントを撤収して、一気に下ろうと思いきや、ここに来て足が痛いと言い出す。様子を聞いてみると、どうやら単なる筋肉痛のようなので、なだめすかし、美濃戸山荘でトマトも頬張らせつつ、美濃戸口まで駆け下りる。「今度はまた沢登りをしたい」との弁。どこか計画しようか。

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下山後、諏訪に移動し、夜は諏訪湖の花火大会。
4万発のすばらしい花火で、充実の登山&家族旅行でした。

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酒を十数リットル担ぎ上げた超宴会山行。
僕もビール3Lとともに生ビールサーバ、ビールジョッキを北沢峠まで上げたらかなりウケました。
新人冬山合宿の恒例にしようと勝手にもくろんでいます。

詳細な記録をとれなかったので写真のみ。
小仙丈から仙丈までの間が風が強かったです。

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<山頂にて>

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<ふじたさん、たかちさん、ジョッキ使ってくれてありがとう!>

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プロフィール

  • 神奈川県・広沢寺の岩場から約10分の所に住む、関西系O型39歳。
  • バリエーションを志し、相模ACの門を叩く。1男1女パパで家族サービスとの両立が目下の悩み。

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