山用品: 2004年10月アーカイブ

ども、フィラデルフィアからです。

みなさん山での電池、皆さん何使ってます?僕は春~秋は全ての電池を充電型の電池に統一しています。コスト、容量、使い勝手など、とりあえず要求条件をほぼ満足してくれていると思います。
ただし、メーカの説明不足だと思いますが、自己放電率が極端に高いので使う前に充電しないと空っぽということもあり得るので要注意です。
またアルカリのように徐々に電圧が落ちるのではなく、容量末期までほぼ1.2Vという放電電圧を保ち、その後急激に電圧降下するので、それなりの注意が必要です。

冬はリチウム電池で決まりと言われてます。コストを度外視すれば・・

富士フイルム 単三リチウム電池

単三電池で1本300~400円前後というコストはなかなか受け入れ難いものがあります。それでも低温でのすばらしい放電特性(室温の約40%の性能を維持)、重量が軽く、自然放電がほとんど無いなど山用途には本当に理想的です。あと願わくば単4型を発売して欲しいですね・・・
(昨年末にパッケージ&容量変更があり、近所のDIY店では旧パッケージ品が市価の半額程度で売られています。)

ところで最近はデジカメ普及の影響でニッケルマンガン電池という種類のものが出ています。これは乱暴にいえば、アルカリ電池の電極である、二酸化マンガンを、ニッケル水素電池の電極材料であるオキシ水酸化ニッケルをと入れ替えたものです。(もちろんそれだけではないんですが・・) デジカメなどの大電流で長持ちする特性になっています。
東芝 GigaEnergy
パナソニック オキシライド乾電池
最近、ニッケルマンガン電池系で「アルカリ電池に代わる40年ぶりの新電池」という誇大広告で「オキシライド乾電池」というのが、売られていますが、初期電圧が高い&内部抵抗の低いことを考え合わせると「汎用電池」と言い切るにはちょっと問題あるような気がするのですが・・・>松下電池さん?
(GigaEnergyのように「デジカメ専用」と言っておいて、あとは自己責任で使ってちょーだいと言う方がユーザーから見るとすっきりします。)

さて本題なんですが、このニッケルマンガン電池、低温では使えるのでしょうか?一般的にアルカリ電池の低温特性は最悪(室温比1/20)で問題外ですが、ニッケル水素は室温比約30%で、リチウム電池の40%と比較してもまずまずの低温特性を持っているようです。(室温との比だけで言えば、ニッケルカドミウム(NiCd)が最高なんですが、もともと室温での容量自体が小さいので、最近大容量化が著しいニッケル水素の方がかけ算すると勝つんですよね。)
で、当のニッケルマンガン電池はこれらのハーフのような電池なのですが、低温での起電力降下はどちらに近いんでしょうね。
僕も一応理系の端くれなので、こんどリチウム電池、アルカリ電池、ニッケルマンガン電池、充電型のニッケル水素電池あたりを冷凍庫(-18℃)に入れて放電特性でも測ってみようかな・・

回路的にもたぶんリチウム電池が使えればニッケルマンガン電池も使えると思います。

最後に電池の一般的な基礎知識についてわかりやすく書かれたサイトを紹介しておきます。
ニッケル水素電池のすすめ(前編)
ニッケル水素電池のすすめ(後編)

       こちらもどうぞ

岩場では、肘や膝、手の甲などにすり傷をつくってしまうことも多い。
今までは傷口は良く消毒して乾かしておくことが必要だと思っていたがそれは実は誤りらしい。
昨年長男が小川山でケガをした時、救急で駆け込んだ自宅近くの形成外科で、
「早くきれいになおしたいならば傷口は絶対に乾燥させないように。」
と聞いて驚いた。
非常に薄い粘着フィルムを貼り、傷口を組織液で浸したままにすることが重要で、このような処置は形成外科の分野では常識だそうだ。(閉鎖治療・湿潤治療と呼ばれている。)
市販品で言えば、
BAND-AIDキズパワーパッド(Johnson & Johnson)や、マメ・靴ずれブロック(Johnson & Johnson)等がある。
(小林製薬のサカムケアも浅い傷には、たぶん使えると思う。) 原理的にはサランラップとワセリンでもでも良いらしい。
なのに巷では「傷口は良く消毒して乾かす。」がまかり通っているのはなぜだろう?詳細は以下のURL参照。
http://www.bl.mmtr.or.jp/~shinjou/kizu.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~kr2m-nti/wound/

また傷痕を目立たせないためには、患部を日焼けさせないようにすることも重要なんだそうだ。

       こちらもどうぞ

携帯を洗濯機で洗ったら、きれいにはなったが、番号も変わってしまった・・
新しいケータイは・・山ヤには必須でしょ!GPSケータイだ。

・・・と喜んでいたのもつかの間、先週の例会で聞いた話だが、GPS携帯は衛星から受けた信号を携帯の基地局に送り、基地局で計算した後、携帯に位置情報を送る仕組みになっているそうだ。(かなり負荷のかかる計算で、携帯電話には荷が重すぎるのだとか・・)
つまり、例えGPS衛星の信号をキャッチ出来ても、携帯の「圏外」では使えないというわけ。試しにうちの会社(圏外)で試してみましたが当然ダメだった。使えなーい!
まぁ最近は山中でも携帯の電波が入るところが多くなったので、尾根上とかはまだマシかもしれないが、沢では絶望的だーっ。

       こちらもどうぞ

プロフィール

  • 神奈川県・広沢寺の岩場から約10分の所に住む、関西系O型39歳。
  • バリエーションを志し、相模ACの門を叩く。1男1女パパで家族サービスとの両立が目下の悩み。

2014年7月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

携帯用サイト

携帯からもアクセスできます!
QRコード