2004年10月アーカイブ

会のもりしたさんとJ-Wallへ。
帰国翌日で時差ぼけがひどく13:00に到着。思い切り遅刻だ。
もりしたさんは既にボルダーでパンプしちゃったそうだ。

僕もボルダーで軽くアップしたあと、奥のスラブ10cに取り付く。意外にも楽にいけた。
気をよくしてトップロープ壁右の5.11aに臨むが、あえなくワンテン。これですっかりパンプ。
奥壁右スラブの10cに取り付くが、腕が既に終わってしまっていて途中で下ろしてもらう。
同壁の10aに変更して何とか抜ける。
しばらくもりしたさんとダベって腕が回復したようなので、先月に門間さんとチャレンジしたトップロープ壁右の5.12aに再度トライするが、シブい最初の3手のムーブを完全に忘れており、今回は全く歯が立たない。
やはり腕の疲労が完全には戻ってないようなので、2人でドスラブで遊ぶことに。
最初は2人で先日登れた11a(/)に挑戦するが、これも2テン入ってしまい、自己嫌悪気味。最後に同じドスラブの10c(X)を触って帰る。

登っている最中は気が付かなかったが、右手を軽く痛めたようで、帰りのバイクのハンドルをまともに握れなかった。

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ヨセミテNoseの事故の記事が神戸新聞のページに出てました。

米で登山中遭難死 友人から悲しみの声

自然体験サークル「自然学校やまかぜ」という団体のお二人だそうですね。

子を持つ親として、その志には共感するものがありますが、経験・力量の点で計画には無理がなかったのかどうかが、今後問われることになるのだと思います。

お二人のご冥福をお祈りします。

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ども、フィラデルフィアからです。

みなさん山での電池、皆さん何使ってます?僕は春~秋は全ての電池を充電型の電池に統一しています。コスト、容量、使い勝手など、とりあえず要求条件をほぼ満足してくれていると思います。
ただし、メーカの説明不足だと思いますが、自己放電率が極端に高いので使う前に充電しないと空っぽということもあり得るので要注意です。
またアルカリのように徐々に電圧が落ちるのではなく、容量末期までほぼ1.2Vという放電電圧を保ち、その後急激に電圧降下するので、それなりの注意が必要です。

冬はリチウム電池で決まりと言われてます。コストを度外視すれば・・

富士フイルム 単三リチウム電池

単三電池で1本300~400円前後というコストはなかなか受け入れ難いものがあります。それでも低温でのすばらしい放電特性(室温の約40%の性能を維持)、重量が軽く、自然放電がほとんど無いなど山用途には本当に理想的です。あと願わくば単4型を発売して欲しいですね・・・
(昨年末にパッケージ&容量変更があり、近所のDIY店では旧パッケージ品が市価の半額程度で売られています。)

ところで最近はデジカメ普及の影響でニッケルマンガン電池という種類のものが出ています。これは乱暴にいえば、アルカリ電池の電極である、二酸化マンガンを、ニッケル水素電池の電極材料であるオキシ水酸化ニッケルをと入れ替えたものです。(もちろんそれだけではないんですが・・) デジカメなどの大電流で長持ちする特性になっています。
東芝 GigaEnergy
パナソニック オキシライド乾電池
最近、ニッケルマンガン電池系で「アルカリ電池に代わる40年ぶりの新電池」という誇大広告で「オキシライド乾電池」というのが、売られていますが、初期電圧が高い&内部抵抗の低いことを考え合わせると「汎用電池」と言い切るにはちょっと問題あるような気がするのですが・・・>松下電池さん?
(GigaEnergyのように「デジカメ専用」と言っておいて、あとは自己責任で使ってちょーだいと言う方がユーザーから見るとすっきりします。)

さて本題なんですが、このニッケルマンガン電池、低温では使えるのでしょうか?一般的にアルカリ電池の低温特性は最悪(室温比1/20)で問題外ですが、ニッケル水素は室温比約30%で、リチウム電池の40%と比較してもまずまずの低温特性を持っているようです。(室温との比だけで言えば、ニッケルカドミウム(NiCd)が最高なんですが、もともと室温での容量自体が小さいので、最近大容量化が著しいニッケル水素の方がかけ算すると勝つんですよね。)
で、当のニッケルマンガン電池はこれらのハーフのような電池なのですが、低温での起電力降下はどちらに近いんでしょうね。
僕も一応理系の端くれなので、こんどリチウム電池、アルカリ電池、ニッケルマンガン電池、充電型のニッケル水素電池あたりを冷凍庫(-18℃)に入れて放電特性でも測ってみようかな・・

回路的にもたぶんリチウム電池が使えればニッケルマンガン電池も使えると思います。

最後に電池の一般的な基礎知識についてわかりやすく書かれたサイトを紹介しておきます。
ニッケル水素電池のすすめ(前編)
ニッケル水素電池のすすめ(後編)

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今日は第2水曜日で例会の日。ボッカトレーニングの案内が回る。
会では、冬山に入るために11月のボッカ訓練と12月の雪上トレの参加が必須になっている。
トレーニングに楽しさを求めること自体、そもそも間違いなのかもしれないが、できればボッカも楽しくやりたい。
会では毎年水を上げているが、これを酒に変えて夜な夜な楽しむか、小屋資材をボッカして副収入を得るとか工夫すれば、もう少しモチベーションを上がるかもしれないなー、と思う今日この頃である・・

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以前から気になっていた平塚晶人さんの「地図の読み方」を買った。
まだ途中だがウワサ通りの良い本で、買って得した気分。
縦走など普通の道歩きを想定しているとのことだが、沢でのルートファインディングにも十分役立ちそうだ。
ところで岩の「ルートファインディング」の特効薬はないものか(笑)・・やはりひたすら登りこむのが一番?

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岩場では、肘や膝、手の甲などにすり傷をつくってしまうことも多い。
今までは傷口は良く消毒して乾かしておくことが必要だと思っていたがそれは実は誤りらしい。
昨年長男が小川山でケガをした時、救急で駆け込んだ自宅近くの形成外科で、
「早くきれいになおしたいならば傷口は絶対に乾燥させないように。」
と聞いて驚いた。
非常に薄い粘着フィルムを貼り、傷口を組織液で浸したままにすることが重要で、このような処置は形成外科の分野では常識だそうだ。(閉鎖治療・湿潤治療と呼ばれている。)
市販品で言えば、
BAND-AIDキズパワーパッド(Johnson & Johnson)や、マメ・靴ずれブロック(Johnson & Johnson)等がある。
(小林製薬のサカムケアも浅い傷には、たぶん使えると思う。) 原理的にはサランラップとワセリンでもでも良いらしい。
なのに巷では「傷口は良く消毒して乾かす。」がまかり通っているのはなぜだろう?詳細は以下のURL参照。
http://www.bl.mmtr.or.jp/~shinjou/kizu.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~kr2m-nti/wound/

また傷痕を目立たせないためには、患部を日焼けさせないようにすることも重要なんだそうだ。

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携帯を洗濯機で洗ったら、きれいにはなったが、番号も変わってしまった・・
新しいケータイは・・山ヤには必須でしょ!GPSケータイだ。

・・・と喜んでいたのもつかの間、先週の例会で聞いた話だが、GPS携帯は衛星から受けた信号を携帯の基地局に送り、基地局で計算した後、携帯に位置情報を送る仕組みになっているそうだ。(かなり負荷のかかる計算で、携帯電話には荷が重すぎるのだとか・・)
つまり、例えGPS衛星の信号をキャッチ出来ても、携帯の「圏外」では使えないというわけ。試しにうちの会社(圏外)で試してみましたが当然ダメだった。使えなーい!
まぁ最近は山中でも携帯の電波が入るところが多くなったので、尾根上とかはまだマシかもしれないが、沢では絶望的だーっ。

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6時にもんまさんをピックアップして、鳩ノ巣駅に向かう。道が空いていて1時間半ほどで到着。
駅に隣接する無料駐車場に車を止める。約束していた白嶺岳和会の児矢野さん、舘田さん、新人さん、柴笛クラブの山村さんの6人で岩場へ向かう。30分ほどで越沢(こいざわ)バットレスに到着。
いわゆるチャートで堅くて独特の劈開面を持っており、岩角で手もロープも切れそうだ。
首の落ちたハーケンもちらほらと・・
場所が奥多摩の近場にあるというだけで、ほとんど本チャンルートだ・・

041002-01.jpg

<越沢バットレス全景>

●9:00 まずは第2スラブ(IV+)に取り付くことにするが、前に1組若いペアが準備をしていたので先に行ってもらうことにする。(後で後悔することになるのだが・・)
1P目(門間)、通称桧のテラスのちょっと上のテラスまで。下から見るといかにも楽勝そうに見える。一見ノーザイルでも行けそうに見えたが、先行パーティのセカンドが途中で固まって動けなくなった。(30分以上かかっていただろうか・・)門間さんのトップの後、自分も登ってみると意外なシブさに納得。核心部で直上せずにバランスを右に移すことに気が付けば何のことはないのだが、朝一番の頭にはいささかきついかも。
2P目(たけのうち)はコーナー沿いの快適なフェース。途中やや細かいところもあるが基本的にはガバだらけで楽勝。
3P目(門間)岩の弱点の沿ってコーナーを右側にトラバースする。コーナーを直上(右スラブ・コーナー(VI-))ほどではないが、それなりに細かいので門間さんも丁寧にランニングを取っている。それが災いして途中で門間さんのヌンチャク切れ(笑)。途中のリングボルトを適当に拾いながら、即席ビレイ点を作ってピッチを切る。(実はすぐ右のレッジにちゃんとしたビレイ点があったことに後で気が付いた。)
4P目(たけのうち)レッジからチャート岩の劈開面を忠実に拾って直上、その後は岩に誘われるままに右を回り込むと終了(12:00)。先行パーティが遅すぎて、実質3Pのルートに午前中一杯3時間もかかってしまいましたが、すごく楽しい良いルートでした。おすすめ三ツ星ルートです。
終了点の尾根を越えたところの「お宮のハング」のアブミルートで、児矢野・山村組を発見。今度来たときにはここにも挑戦しよう。

●13:00 昼食後、気を取り直して右ルート(別名一般ルートIV+)へ。午前中は順番待ちで大渋滞だったこのルートも午後はガラガラ。ラッキーだ。
1P目(たけのうち)取り付きのはっきりとした凹角を10mほど登ると、登山道のような広いバンドにでてそのまま通称「天狗の肩」と呼ばれるビレイ点へ歩いていく。やや拍子抜けした。
2P目(門間)かなり細かくて難しいが、フォローということもあって思い切って楽しめた。

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<右ルート2P目(門間さん)>

3P目(たけのうち)このルートの核心部、すべり台と呼ばれるスラブだは下から見てもすっきりとしており、ここをリードさせてもらえることを光栄に思いながら取り付いた。
左上するうちは楽勝だったが、すべり台に到着してうなってしまった。一見するとどこも取り付きようがない。つるつるだ・・・門間さんの「アルパインは気合いだーっ、行けー」の声に励まされながら何とか前進するが、最後1手どうしてもバランスのとれない箇所でヌンチャクをつかんでA0に甘んじてしまい、自己嫌悪気味に終了(14:00)。「丁寧に拾って行けば大丈夫だったよ」とはフォローの門間さんの感想。まだまだ細かいスラブの修行が足りませんな・・結構へとへとになった。

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<すべり台手前、頭上にある右上するフェースが「すべり台」(たけのうち)>

041002-04.jpg

<「すべり台」で苦戦中(たけのうち)>

●14:30 左スラブ(V-)に行く予定だったが、取り付きの待ち行列に並ぶと遅くなりそうだったので、先ほどの右ルートのバリエーションである右ルート・左のすべり台(V-)へ行く。1~2Pは右ルートと共通だが、3P目でハングの左側を回りこんだフェースを登る。(ハングを直上する人工のルート(青梅ベルグハング/A1)もある。フリーだと5.12d)

2P目(たけのうち)さっきフォローで登ったので楽勝かと思ったが、トップで行くと核心のフェース部分で悩んでしまった。ルートファインディング能力不足か・・またまた「アルパインは気合いだーっ、行けー」のかけ声に押されて何とか登り切る。

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<右ルート2P目核心部付近(たけのうち)>

3P目(門間)見るからに核心部だらけ。出だしから渋い左トラバース。立ちはだかるフェースも左にはホールドが全くなく、門間さんもやむなく1手だけA0が入ってしまう。フォローでも厳しすぎる。結局どう解決して良いかわからず、チョンボの連発で核心を抜け、あとは気合いで登り切るが、完全に消耗してしまった。「どうだ!満足か!」「はい!満足です!」(15:30)

左のすべり台で苦戦中に隣に見えた迫力満点のギザギザリッジが印象に残った。鋸ルート(VI)と言うそうだ。今の実力ではだいぶん厳しそうだが、どう見ても良さげなルートで越沢バットレスの目標にしたいと思った。
暑いくらいの晴天に恵まれ、良い休日を過ごせました。(門間さんありがとうございました!)
相模ではあまり行っていないようですが、おすすめです。

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今の山岳会に入ることをきっかけに禁煙を始めた。2年前の9月30日のことだ。
妻も同僚もそう長く続かないだろうと思っていたらしいが今回は続いている。当然だ。今回は禁煙ではなく卒煙なのだから・・
もう煙に巻かれた昔の生活に戻ることは全く考えていないが、白状しよう。実は喫煙者がうらやましく思う瞬間がある。沢・岩でブヨ・ヌカカに襲撃された時だ。
というわけで、メンバーに吸う人がいるのは実はwelcomeなのだが・・・・・・

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昨日門間さんから携帯に越沢バットレスお誘いのメールが入る。
行きますと返事をしたものの「上級者向けの岩場」という知識しかない。
自宅に帰ってルート図を見ると、「奥多摩随一の高低差」、「岩は硬く鋭い角を持っているため、墜落時にはロープ切断が起こりうる」とある。ルート自体も最も優しいところ(第2スラブ、右ルートなど)でもIV+、V~VIが中心だった。
かなり不安だが、一方では新しい経験に胸が躍る。さあどうなることやら・・

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プロフィール

  • 神奈川県・広沢寺の岩場から約10分の所に住む、関西系O型39歳。
  • バリエーションを志し、相模ACの門を叩く。1男1女パパで家族サービスとの両立が目下の悩み。

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