越沢バットレス

6時にもんまさんをピックアップして、鳩ノ巣駅に向かう。道が空いていて1時間半ほどで到着。
駅に隣接する無料駐車場に車を止める。約束していた白嶺岳和会の児矢野さん、舘田さん、新人さん、柴笛クラブの山村さんの6人で岩場へ向かう。30分ほどで越沢(こいざわ)バットレスに到着。
いわゆるチャートで堅くて独特の劈開面を持っており、岩角で手もロープも切れそうだ。
首の落ちたハーケンもちらほらと・・
場所が奥多摩の近場にあるというだけで、ほとんど本チャンルートだ・・

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<越沢バットレス全景>

●9:00 まずは第2スラブ(IV+)に取り付くことにするが、前に1組若いペアが準備をしていたので先に行ってもらうことにする。(後で後悔することになるのだが・・)
1P目(門間)、通称桧のテラスのちょっと上のテラスまで。下から見るといかにも楽勝そうに見える。一見ノーザイルでも行けそうに見えたが、先行パーティのセカンドが途中で固まって動けなくなった。(30分以上かかっていただろうか・・)門間さんのトップの後、自分も登ってみると意外なシブさに納得。核心部で直上せずにバランスを右に移すことに気が付けば何のことはないのだが、朝一番の頭にはいささかきついかも。
2P目(たけのうち)はコーナー沿いの快適なフェース。途中やや細かいところもあるが基本的にはガバだらけで楽勝。
3P目(門間)岩の弱点の沿ってコーナーを右側にトラバースする。コーナーを直上(右スラブ・コーナー(VI-))ほどではないが、それなりに細かいので門間さんも丁寧にランニングを取っている。それが災いして途中で門間さんのヌンチャク切れ(笑)。途中のリングボルトを適当に拾いながら、即席ビレイ点を作ってピッチを切る。(実はすぐ右のレッジにちゃんとしたビレイ点があったことに後で気が付いた。)
4P目(たけのうち)レッジからチャート岩の劈開面を忠実に拾って直上、その後は岩に誘われるままに右を回り込むと終了(12:00)。先行パーティが遅すぎて、実質3Pのルートに午前中一杯3時間もかかってしまいましたが、すごく楽しい良いルートでした。おすすめ三ツ星ルートです。
終了点の尾根を越えたところの「お宮のハング」のアブミルートで、児矢野・山村組を発見。今度来たときにはここにも挑戦しよう。

●13:00 昼食後、気を取り直して右ルート(別名一般ルートIV+)へ。午前中は順番待ちで大渋滞だったこのルートも午後はガラガラ。ラッキーだ。
1P目(たけのうち)取り付きのはっきりとした凹角を10mほど登ると、登山道のような広いバンドにでてそのまま通称「天狗の肩」と呼ばれるビレイ点へ歩いていく。やや拍子抜けした。
2P目(門間)かなり細かくて難しいが、フォローということもあって思い切って楽しめた。

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<右ルート2P目(門間さん)>

3P目(たけのうち)このルートの核心部、すべり台と呼ばれるスラブだは下から見てもすっきりとしており、ここをリードさせてもらえることを光栄に思いながら取り付いた。
左上するうちは楽勝だったが、すべり台に到着してうなってしまった。一見するとどこも取り付きようがない。つるつるだ・・・門間さんの「アルパインは気合いだーっ、行けー」の声に励まされながら何とか前進するが、最後1手どうしてもバランスのとれない箇所でヌンチャクをつかんでA0に甘んじてしまい、自己嫌悪気味に終了(14:00)。「丁寧に拾って行けば大丈夫だったよ」とはフォローの門間さんの感想。まだまだ細かいスラブの修行が足りませんな・・結構へとへとになった。

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<すべり台手前、頭上にある右上するフェースが「すべり台」(たけのうち)>

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<「すべり台」で苦戦中(たけのうち)>

●14:30 左スラブ(V-)に行く予定だったが、取り付きの待ち行列に並ぶと遅くなりそうだったので、先ほどの右ルートのバリエーションである右ルート・左のすべり台(V-)へ行く。1~2Pは右ルートと共通だが、3P目でハングの左側を回りこんだフェースを登る。(ハングを直上する人工のルート(青梅ベルグハング/A1)もある。フリーだと5.12d)

2P目(たけのうち)さっきフォローで登ったので楽勝かと思ったが、トップで行くと核心のフェース部分で悩んでしまった。ルートファインディング能力不足か・・またまた「アルパインは気合いだーっ、行けー」のかけ声に押されて何とか登り切る。

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<右ルート2P目核心部付近(たけのうち)>

3P目(門間)見るからに核心部だらけ。出だしから渋い左トラバース。立ちはだかるフェースも左にはホールドが全くなく、門間さんもやむなく1手だけA0が入ってしまう。フォローでも厳しすぎる。結局どう解決して良いかわからず、チョンボの連発で核心を抜け、あとは気合いで登り切るが、完全に消耗してしまった。「どうだ!満足か!」「はい!満足です!」(15:30)

左のすべり台で苦戦中に隣に見えた迫力満点のギザギザリッジが印象に残った。鋸ルート(VI)と言うそうだ。今の実力ではだいぶん厳しそうだが、どう見ても良さげなルートで越沢バットレスの目標にしたいと思った。
暑いくらいの晴天に恵まれ、良い休日を過ごせました。(門間さんありがとうございました!)
相模ではあまり行っていないようですが、おすすめです。

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プロフィール

  • 神奈川県・広沢寺の岩場から約10分の所に住む、関西系O型39歳。
  • バリエーションを志し、相模ACの門を叩く。1男1女パパで家族サービスとの両立が目下の悩み。

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