山用品: 2004年12月アーカイブ

冬山になくてはならない手袋。高校・大学時代は、手にぴったりフィットする小さい手袋の上に分厚いハンガロテックス(ハンガロン)手袋をはめ、その上にゴアテックスのオーバー手袋をかぶせていました。
オーバー手袋はブカブカのフリーサイズでしたので細かい作業をするのは非常につらかった記憶があります。

その後、一昨年まではモンベルの「システム3グローブ」を使っていました。これはアウターシェル、ゴアテックスインサート、フリースインナーの3層構造になっていて、アウターとインナーはいろいろ組み合わせを変えられるという特徴を持っています。これによって調節の幅が広がるため、一般的には便利なのでしょうが、僕には非常に使いにくいものでした。

特にフリースインナー手袋だけになりたいのに、黄色いぺらぺらのゴアテックスインサートもフリース手袋と一緒に脱げてしまうことも多く、結局アウターシェルにゴアテックスインサートはめなおすのに時間がかかってしまい、テキパキ行動したい冬季登攀にはあまり向いていないように感じました。
というわけで、昨年はもっと使いやすい手袋を色々と探しました。

とりあえずの要求条件は以下の4つでした。
(1) アウターシェル自体にゴアテックスインサートが一体になっていること。
(2) アウター単体で手袋として使えること。(さらにフリースのインナーがついていればなお良い)
(3) アウターの手のひらや指先が、耐久性があって滑りにくい素材であること。
(4) しなやかで、特に小指が曲げやすくて痛くならないこと。
(僕個人的には握力温存のために重要なファクター)

いくつかの手袋が候補にあがりましたが、結局The North FaceのSummitシリーズの「Vertex Glove」にしました。
(今年はさらにモデルチェンジしているそうです。)
昨年12月の八ヶ岳西面で本格デビューしましたが極めて快適でした。他のと比べたわけではありませんが、満足できるクォリティだと思います。

ちなみに、先週末行った御殿場プレミアム・アウトレットには、昨年までのモデルが値下げされて10000円位で売られていました。

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