アルパインクライミング: 2008年10月アーカイブ

おーしまさん、けんじょうさんの三つ峠企画、自治会の会合で参加NGだったのですが、急遽予定が無くなったので、前日の夕方に、CLのおーしまさんにTEL。快くOKしてもらえて急遽行ってきました。

9時に岩場集合とのことだったのですが、裏三つ峠駐車場に着いたのが8:10。捻挫予防のための足首テーピングをして8:20出発。1時間はかかる行程なので絶望的かな・・

2人の家は僕よりも遠くなので多分先には行っていないだろうと思ったけど、もし2人がとっくに着いていてたら、急遽参加させてもらった手前申し訳ないなと思い(&早駆けのトレーニングもかねて)、何とか9時に着くように、山荘まで走って行って見ました。

8:50山荘着。おーやればできるじゃん。駆け下りて8:55岩場着。

神奈川労山のリーダー学校が数パーティ、ガイドの鈴木昇巳さんパーティ、他に4パーティほどで大賑わいでした。リーダー学校は、相模ACから、ふじたさん&おーさわさんが参加。純さんが講師での参加です。

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<大盛況の中央カンテ>

 

予想通り今日のメンバー2人は来ていないけど、知ってる人たちがたくさんいるので、適当に捕まえてダベって待っていると・・・上から「らぁぁぁぁ~く!!」。普段とは違って、かなりせっぱ詰まった声。見ると頭くらいの岩が自分めがけて降ってきた。さすがに慌てて岩側にへばりつく。「ボゴッ」と鈍い音を立てて登山道でバウンドしてさらに下に落ちていきました。

登山道には大きなクレーター状の穴が・・・

特に誰もケガはなくて良かったです。クライマーは自己責任で来ているからまだ良いとしても、もし無防備なハイカーの方に当たったりしたら大変です(もちろんクライマーに当たっても良いわけではないですが・・)。

鈴木昇巳さんのパーティには、いつもブログを読ませていただいているエンジェルフェイスさんに少し挨拶しました。人工の練習をされていました。

と、そんなこんなしてるうちに、おーしま&けんじょう、2人のアニキが到着。

天気予報が外れたことを喜び合いながら、今日のルートの相談。

今週はずっと晴れていたので、いつも濡れていて登れないことの多い亀ルートが比較的乾いているってことで、亀に決定。

亀ルートはずっと行きたかったけど、機会に恵まれていなかったルート。

1P目(けんじょう)

中央カンテのルートから取り付き、第1バンドを左にトラバースしたところにあるピンが亀ルートの取り付き。上に立木テラスの名前の由来とおぼしき1本の木があるのでわかりやすい。

 

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<取り付きに向かうけんじょうさん>

 

2P目(たけのうち)

テラス下、左のクラックが取り付き。ここが実質的な1P目になる。人気ルートにしてはコケ類がへばりついていて汚い。シュリンゲが2本下がっている。クラックの弱点をついて登るが気持ちに負けたのか、無意識のうちに足をA0してしまう。立木テラスでビレイ。

後続のリーダ学校のパーティは全部フリーで登ってきて、ひどく後悔・・・

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<後続のリーダ学校ふじたさんたち>

 

3P目(おーしま)

立木テラスから左上。トポでは八寸バンド抜けるまで一気に行くことになっていたが、ロープの流れを考えて八寸バンド手前で切る。

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<リード中のおーしまさん>

 

4P目(けんじょう)

本ルートのハイライト。八寸バンドはウワサ通り高度感満点。ホールドがところどころ微妙に甘くて登り応えがある。3人でのトラバースはロープのかけ方一つでフォローが危険になることがあるので、ロープのかけ方に注意。

あともう1ピッチあるけど、ビレイ点には立派な懸垂ポイントがある。後続の人の話だと、この後は草つきだらけでザレているので、ここでやめる人も多いとのこと。

我々は完登すべく頂上登頂をめざしてさらに階段フェースを左上することに。

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<八寸バンドをトラバース中のおーしまさん(右)>

 

5P目(おーしま)

全員がリードしたので、次はじゃんけん。負けた人がリード。(えぇ、普通逆だろって言うツッコミは覚悟してますよ・・・) 階段状を登り、凹角手前の木々の中でビレイ。

 

6P目(おーしま)

どこを登るか迷うところ、というか、当初はこのビレイ点まできたのが正しいかったのかも疑問だったが、左の凹角が登れそうだったので、リーダおーしまさんが「リーダ責任で登る」と、リード。結果的にはあっていた。

下の方の1手&1足がビミョー。おーしまさんはナッツで支点を取っていた。その後は階段登りでハング状の岩の手前でビレイ。正面のハング岩も、登れそうだったが、左に踏み跡があったので、ここで終了とする。

尾根筋をめざして数分で三つ峠山頂。ここで握手。

何回も来ているが山頂に来たのは初めて。

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<三つ峠山頂にて>

 

せっかくなので、天狗の踊り場まで行くことに。ハイカーが入らないようにクサリが張ってあるが、それを乗り越えて良く踏まれた踏み跡に入る。数分で踊り場到着。

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<天狗の踊り場にて>

 

 

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<脩ハーケン>

 

この辺で雨が降ってきた。通常は正面右の岩場をクライムダウンするところだが、念のため懸垂で下りる。

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<踊り場には良い懸垂ポイントがある>

 

50m、第3バンドを右に行って50mで第1バンドまで。左に行って25mで下まで。 

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<雨の中の懸垂>

 

荷物は豪快に広げておいたので、あ~ビッショリだろうなと思いながら、取り付きに戻ると、靴が裏返して置いてあり、ザックやロープバッグで、濡れないようにしておいてくれていた。会の仲間かな~。感謝~!

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<取り付きに戻ってきてマッタリと>

 

3人でダベリながらアプローチの林道を下り、16:30駐車場着。

雨の予報でしたが、なんとか天気がもってくれて、ラッキーな1日でした。

おーしまさん&けんじょうさん、ありがとうございました!

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