僕の所属山岳会では、雪山へ入る者は、11月に行われるボッカトレと12月の雪上訓練への参加が必須である。ボッカトレは男25kg、女20kgを背負って、標高約50mの小田急鶴巻温泉駅から、大山山頂(1252m)まで歩くというものです。
8:00に鶴巻温泉集合。各自ポリタンクやペットボトルに水を入れてバネばかりで計量。リハビリ組や故障組は少し軽め、気合い入り組は重めと、各自の状況に応じてに調整する。僕は左膝が心配だったので1kg減らして24kgで調整。駅前交番のお巡りさんが、遠目から怪訝そうにこちらを覗っているが、我々はお構いなし。
8:30出発。以前の記事の書いたようにストックを購入したが、これを使ったダブルストックでの初めての山行。かなり足の負担は軽くなる一方、当たり前と言えばそれまでなのだが、登りを手で補助するので腕と肩が疲れる。今日は元々雨の予報。予報通りポツポツしているが、樹林帯なので、ほとんど濡れることはない。みんなで冬に行きたいルートなどを、クチャクチャとお喋りしながら、12:00蓑毛越え着。20分ほどの大休止で昼食をとっているうちに雨足が強くなってきた。「2002年に今の会に入って以来、カッパを出すのは初めてかもしれないな」と思いつつ、10年ほど前に一ノ倉沢出合で拾ったカッパを着て出発。
毎年のことだが、蓑毛越えから大山山頂までの1時間半がヤマ場。全員が無口になり、山頂手前の鳥居をくぐるまで、ほとんど無心で足を運ぶことになる。13:50山頂着。水を捨て身軽になる。
軽快に下山のはずだったが右膝に痛みがある。どうやら左膝をかばうあまり、右に負担がかかったらしい。痛みはどんどんひどくなってきて段差の下降が辛い状態だったものの何とか下社まで到着。先に下まで降りていると思っていた、先行のみんなが待っていてくれたのに感謝。元気組は女坂、故障組はケーブルカーで下山。
登りが全く問題なかっただけに、右膝の故障はちょっとショックでしたが、まぁしょうがないですね。ゆっくり治しますー。
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