訓練山行: 2008年11月アーカイブ

ボクが所属している相模アルパインクラブでは、冬山に入るための条件として、男25kg、女20kg以上を担いで小田急鶴巻温泉駅(標高18m)から大山山頂(1252m)までの、累積標高差約2600m、水平距離13.5kmを歩くことになっています。

毎年山頂直下では意識もうろうとなっちゃう、とっても辛い山行ですが、身体を冬山モードの切り替えるにはちょうど良いイベントになっています。

今年は息子のゆうきも連れて行きました。

朝8時前、鶴巻温泉駅のトイレ前に集合。50kgまで計れるバネばかり(ボクの個人装備)で、全員のザックの計量です。

例年体調不良等で、軽めの方が何人かいるのですが、今回は全員が規定以上の重さをボッカ。ボクも計量では25kgジャスト、1kgのバネばかりを加えて26kg程度の荷物でスタート。

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<小田急線鶴巻温泉駅での計量シーン>

 

8:15出発。

善波峠までの約30分が最初の核心部。歩き出しで身体が慣れないので、滝のような汗。荷物の軽いゆうきだけがハイテンション。9:05善波峠着。

ほぼ空身に近いハイカー集団と抜きつ抜かれつ、10:20高取山着。すれ違う人のヒソヒソ声が聞こえる。巨大なザックに荷物をパンパンに詰めた集団がハイキングコースを黙々と歩く姿は、やっぱ異様に映るよね。

11:20中間地点の蓑毛越着。

実は毎回ここまでのタイムを計っていて、その年の自分のバロメータとしてます。今回は3時間5分。今までの最高タイムだったですが、今年も目標だった3時間を切ることはできませんでした。かなり悔しいですが、歳を重ねているのに、タイム自体は縮まっているので、まぁ良しとするしかないか・・・

来年こそはサブスリー!

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<蓑毛越えにて>

 

蓑毛越えで昼食休憩。滝のような汗が風で冷やされて寒い。1時間ほど後続を待つが全員は来なさそうなので、12:10出発。

これからの600mの登りが本当の核心部。これから山頂までは急登が続く。どんどん足取りが重くなるのが分かる。毎年足がつる人続出。

自分もその一人で、1年に1日、この日だけ、足がつります。

最後はヘロヘロの牛歩になりながらも、とりあえずトップ集団で13:30大山山頂着。なんとか30代のメンツを死守・・・。

でもベテラン会員のみなさんは、40~60代にもかかわらず、ほぼ全員がトップから30分以内のにゴール。さすが!

新人の皆さんもベテランに負けないよう、冬山に向けてトレーニングを重ねて欲しいです。

 

山頂はあいにくの小雨で、全身汗だくになっているため、とっても寒かったです。そんな状況をちゃんと予想してくれているえびすさんがキノコ汁を作ってくれました!冷えた身体には本当においしかったです。

こういうところまで気が回る人って、本当に尊敬でう。(自分には絶対にできないもんね・・・)

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<超豪華キノコ汁>

 

約1時間半遅れで最後尾が到着。キノコ汁で暖まって全員で記念撮影!

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<全員で記念撮影>

 

今回のボッカで、冬に向け一気に気合いが入ってきました。

ゆうきも、2週連続だったせいか、スタスタ歩けました。

 

フルサイズの写真のダウンロードはこちらです。
(2008/12/12までの限定公開です。)

 

終了後は、伊勢原駅南口の「さくら水産」で懇親会。
来年のアルパインクライミングの計画などで盛り上がりました。

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