縦走・ピークハント: 2006年8月アーカイブ

8歳の息子・ゆうきと赤岳へ。

当初富士山に行くつもりだったのだが、単調な登りと人の多さに辟易し、逆に登山を嫌いになってしまっても困るので、行き先を赤岳に変更。赤岳なら鎖場もあるしテント泊もできるので、息子の冒険心も満足できるだろう。

1日目

美濃戸口(10:50)~美濃戸(11:50)~行者小屋(14:50)

家族旅行も兼ねているので、美濃戸口の八ヶ岳山荘まで妻に送ってもらう。
本当は美濃戸まで入りたかったのだが、妻に悪路を走らせるのも気が引けるので林道を歩く。
ゆうきは小さい頃とは打って変わって30Lのザックを背に元気に歩いている。小学3年生ともなるとずいぶん脚力もついているようだ。実はすぐにバテると踏んでいて、自分は息子の荷物を丸ごと持てるよう80Lのザックを持ってきたのだが杞憂だったかな。

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行者小屋までの3時間、すれ違う人からの「何年生?すごい荷物だね」「頑張って!」の声に、息子は終始ニコニコ。

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行者のテン場は大混雑。あと30分つくのが遅かったら、張れないところだった・・
幸い静かな場所が空いていたので、エスパース・ミニを張る。エスパースを使うのは5年ぶりだ。

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晩飯はアルファ米にレトルトカレーという、チョー手抜き飯だったにもかかわらず、「山のご飯っておいしいんだね。いくらでも食べられる!」と言われてしまい、少々罪悪感を覚える。(ごめん、次からはまじめにメニュー考えるね・・)

2日目

行者小屋(4:55)~地蔵尾根~赤岳南峰(6:50)~文三郎尾根~行者小屋(8:35)~テント撤収~行者小屋(9:15)~美濃戸(11:45)~美濃戸口(12:30)

昼には下山して諏訪の花火大会を見に行きたかったので、4時起床、明るくなってきたのを見計らって出発。
地蔵尾根を夏に登るのは初めてだったが、鎖場もきちんと注意だけ喚起していれば、小学生なら特に問題ない。

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程なく赤岳展望荘に到着して、来し方を振り返らせると、それなりに感激している様子。シメシメ・・こちらの読み通りだ。

6:50 抜けるような快晴のなか、赤岳南峰に到着。

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山頂から南アルプスが一望できる。今週末に登る北岳バットレスに想いを馳せつつ特大休憩。

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下りは文三郎道を下り、赤岳主稜へのトラバースポイントで休憩し、自分のモチベーションも高めつつ、行者小屋へ。
テントを撤収して、一気に下ろうと思いきや、ここに来て足が痛いと言い出す。様子を聞いてみると、どうやら単なる筋肉痛のようなので、なだめすかし、美濃戸山荘でトマトも頬張らせつつ、美濃戸口まで駆け下りる。「今度はまた沢登りをしたい」との弁。どこか計画しようか。

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下山後、諏訪に移動し、夜は諏訪湖の花火大会。
4万発のすばらしい花火で、充実の登山&家族旅行でした。

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