沢登りの最近のブログ記事

会のけんじょうさんがモロクボ沢に行きたいとのことだったので一緒に遡行してきました。遅ればせながら今年の沢はじめ。
新松田駅からバスに揺られて1時間、西丹沢自然教室について入山届けを記入していると館長さんにできればモロクボ沢は自粛してくれと。聞けば前の週にF1で単独者の死亡事故が有ったとのこと。ただ代替案を考えてなかったので、その旨の話をしてくれぐれも気をつけてということで予定通りモロクボ沢に入ることに。
9:45遡行開始。事故のあった大滝、F1では手を合わせてきました。ご冥福をお祈りします。

080726-01.jpg

<F1前で>

F1は当然巻くが、巻き道のチムニーというのがわからず、手前の涸沢に取り付いてしまい懸垂で降りることになり、ずいぶん時間をロスする(11:00)。
F2のナメを越え、F3~F5は大きな釜のあるナメ滝の連続で、積極的に泳ぎながら取り付く。冷たくて気持ちが良い。ずっと入っていたいくらい。

080726-02.jpg

<F3を登るけんじょうさん>

F5上の堰堤を越えるとやや渓相は変わるが、変化に富んだ流れが続くので、できるだけ水流に忠実に歩く。水晶沢との二俣を越えてしばらく行った開けた場所食事休憩(12:00)。
S字状ナメなどを越していって、モロクボ沢の頭と畦が丸に突き上げる沢との分岐点では、畦が丸方面を選択する。
花崗岩のザレザレの源頭部は3方向に分かれており、当初真ん中に行くと途中で行き詰まり下降。結局左を詰めて途中から尾根に向かって高度を稼ぎ、登山道へ。
畦が丸の山頂に到着(13:50)、着替えをすませ善六のタワ経由で下山。途中大棚を見物して西丹沢自然教室へ(15:45)。
館長の倉持さんとしばらくお話をしたあと、中川温泉の信玄館で汗を流し、新松田駅で反省会(けんじょうさん、ごちそうさまでした!)。
とても充実した沢山行になりました。

       こちらもどうぞ

先日の赤岳に味をしめたのか、8才のゆうきが今度は沢に行きたいと言うので、簡単そうな源治郎沢へ。息子と沢に行くのは2年前の夏以来だ。
息子の足のサイズは20.0cm。相変わらず足に合う沢シューズがないので、運動靴の上に大人用のお古の靴下を履かせた「簡易沢シューズ」作戦。女性用のが履けるようになるまであともう少しのガマン。

早朝から入渓する予定だったが自治会の大掃除があり、結局9:00に自宅出発、戸沢出合の駐車場に10:00。バーベキュー客で賑わっていた。入渓したのは10:30。遡行時間を5時間と多めに見た場合、決行できるぎりぎりの時間か。

水無川本谷入渓点の広場から一瞬、書策新道に入ると、なんと!源治郎沢への道標があった。

堰堤を2つ越えて遡行開始。子供心をくすぐる小滝が連続している。大人は腰下しか濡れないが、120cmの子供には十分なシャワークライム。

060903-01.JPG

<F1手前の小滝にて>

念のためほとんどの滝でロープを出すが、基本的には安定感ある登りで、2年前からの成長を実感。

10m大滝は、登りたい衝動に駆られるものの、落ちても息子は助けてくれないので、当然巻きにかかる。大滝の後は、程なく二俣に到着、休憩(12:00)。げ、コースタイムの2倍かかっている・・

060903-02.JPG

<10m大滝にて>


060903-03.JPG

<二俣にて>

二俣を出発して1つめの滝を越えたところで、シニア世代のソロの人に追いつかれる。
前進血まみれになっている。聞けば、本谷に入る予定だったが、間違えて源治郎に迷い込んでしまったらしい。大滝で4m程落ちて、足と胸を怪我したとのこと。
自称「沢のベテラン」とのことだったが、ルートファインディングも足元も覚束なく、ヘルメットもシュリンゲも無し。それ以前にベテランだったら怪我した時点で降りるだろ、普通・・

いわゆる入山前遭難のオジサン、いずれにしても放っておけないので、先に歩いてもらい、後ろからついて行くことにするが、これが失敗だった。頭大の落石を落とされて、親子で凍り付くハメに・・

少し距離を置きつつ高度を稼ぐ。ゆうきも慣れてきたせいか登攀スピードが上がってきた。
ほどなく水が涸れ、長方形のチムニー滝を数本越えると、最大の難所。8m CS滝。
左にシュリンゲがぶら下がっているが、とても子連れで越えられるはずもなく、チョックストーンは岩が挟まって抜けられなくなっているんだよ、とだけ教え、巻く。

先ほどのシニアも無謀にも直登しようとしていたが、なんとか諭して巻いてくれた。

CS滝を越えたらあとは特に難所もなく、笹の斜面になる。写真の通り一般登山道と見まがうほど踏み跡がしっかりしているので、迷うことなく源治郎尾根の岩場までたどり着ける(15:00)。


060903-04.JPG

<ツメの笹斜面>


060903-05.JPG

<源治郎尾根の岩場>

源治郎尾根の岩場は、一般道の喧噪を離れて昼寝するのにもってこいの場所である。
3分ほどで大倉尾根の登山道に飛び出す。

少し下った花立山荘で、ご褒美にカップラーメンとかき氷を与え、15:30下山開始。
子供一般なのか、息子が特別なのか下りが遅いのが難点。
歩きながら話すことが出来ないようで、話しかけると一々立ち止まって答える始末・・・まぁ時間的には予定通りで、戸沢出合に帰還したのは17:00。

次は2年前に行った葛葉川本谷に行きたいとのこと。

       こちらもどうぞ

どうにもこうにも暑くてしょうがないので、長男のゆうき(小1)と葛葉川本谷に行く。ここならゆうきも大丈夫だろう。
スキー用のヘルメットに、僕の化繊Tシャツ、靴の上からフェルト代わりのボロ靴下姿。実はかなりカッコ悪いのだが、父親に似たのか本人は全く気にした様子がない。
ハーネスに長めのシュリンゲをつなぎ、タイトロープ状態で進む。富士形の滝下で一本取っている最中、後方10m位のところにすごい勢いで落ちてきた落石には親として肝を冷やしたが、それ以外は特に問題もなく、非日常の経験にゆうきも大喜びだった。

あと丹沢では小草平ノ沢、大山沢くらいだったら連れて行けるかな・・

040725-01.jpg

<結構余裕?>

040725-02.jpg

<意外にもアグレッシブ>

040725-03.jpg

<三ノ塔の山頂で一般登山者に戻った図。だれも沢登りをしてきたとは思わないだろう>

       こちらもどうぞ

1月以降仕事が忙して、半年ぶりの山だ。土曜日だけなんとか1日空けられたので、リハビリ山行を計画。遅ればせながらの沢初めにしようというわけで、おおはしさんに無理を言って付き合ってもらった。(次の日も沢の予定が入っていたというのにすみませんでした・・)

室内でも熱中症になりそうな記録的な猛暑は今日も例外でなかった。
7:00におおはし宅で待ち合わせをして戸沢に向かう。8:00戸沢着。沢支度をして、8:15出発。ところが、いきなりルートファインディングを誤って源次郎沢に入りそうになる。
道行く人に指摘され2人でやや落ち込みながら、本谷に入渓。明るい沢で気分がいい。
直登に挑戦してみたい所もあったが、久しぶりということでF1, F3, F5は素直に鎖に頼る。土曜日にもかかわらず不思議なことに誰とも会わないのは、久々の3連休でみんな遠くに行っているからだろう。書策新道が横切るところで登山者2人に会うが、結局途中で出会ったのはこの人達だけだった。

沖ノ源次郎沢、木ノ又大日沢を左右にみながらF6到着。だいぶん調子が上がってきたので直登を試みたが、ノーザイルでは落ちたときちょっと痛そうなので、降りて巻いてしまった。
F7は難なく越え、問題のF8に到着。
F8の崩壊は今も崩壊が続いているようで、僕たちがいるときも小さな落石が2回あった。右側から何本かルンゼが入り込んできていてどのルンゼから巻けばいいか悩んだ。結局奥から2本目が緩傾斜に見えたので登っていったが、残念ながらハズレだった。途中で大高巻きの予感がして、2回の懸垂で一番奥のルンゼに入るとF8の落ち口に降りられる踏跡を発見、結局30分ほどロスをしてしまった。
F9を越えてガレ場から樹林帯に上がって塔ノ岳へ。頂上で特大の1本をとり、戸沢着。
ちょっと運動不足を実感。反省。

040717-01.jpg

       こちらもどうぞ

4月にあった会の沢始めは残念ながら参加できなかったので、おおはしさんと石川さんに葛葉川本谷を付き合ってもらった。
入渓点の葛葉の泉は場所がわかりにくいため、アプローチ敗退も多いと聞くが、我が家は子供の水遊びのために良く通っている勝手知ったる道、伊勢原から30分弱で余裕の到着。時間はたっぷりあるのでのんびり準備して出発。今日の入渓者は僕らのほかには、男女2名の1組だけのようだ。
堰堤を越えるとすぐに最初の小滝に着いた。昨夏は子供とこの釜に通ったなぁと思いつつ前進。次々と現れる小滝をジャバジャバと越して行く。
横向きの滝ではおおはしさんは手際よくあっという間に登る。取り付き部分がぬめっていて少しビビるものの、水流の中にホールドを求めると意外に簡単だ。
水遊びを楽しむが、板立ての滝だけは、「高校生風若者が大岩を抱えたまま釜に落ちた」というおおはしさんの目撃談に脅され、右の乾いた壁に取り付く。
その後も曲がり滝など、次々に現れる滝はどれも個性的で直登出来て楽しい。夢中になって遡り、最後の富士形の滝へ。
大休止の後、富士の滝を楽しみ、残りを詰めていくと、左右から入り込む枝沢が次第に目立つようになり、12:30頃に源頭部へ。ガレから左の踏み跡をたどり、休みながら三ノ塔尾根の登山道に出ると、5分くらいで三ノ塔頂上に到着。ここでのんびりと変身した後、今日の沢を右手に見ながら二ノ塔尾根(意外に良い道)を経由して、湧水目当ての人々であふれかえる葛葉の泉に到着。
おおはしさん、石川さん、楽しい1日をありがとうございました。

       こちらもどうぞ

プロフィール

  • 神奈川県・広沢寺の岩場から約10分の所に住む、関西系O型39歳。
  • バリエーションを志し、相模ACの門を叩く。1男1女パパで家族サービスとの両立が目下の悩み。

2014年7月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

携帯用サイト

携帯からもアクセスできます!
QRコード