以前から欲しいと思っていた小森さんの「日本の岩場」をようやく古本屋でゲットできました。
この手の本はプレミアがついていていることが多く、武藤昭さんの「谷川岳の岩場」などは5万円を越える値段が相場になっていますが、今回この本は1000円で買えてとってもラッキー。
<表紙>
B5箱入りハードカバーの豪華装丁本。とてもザックに入れて山に持って行く気にはなりません。
もちろん、3年ほど前に買った日本登山体系と同じく古いので、情報自体の信頼度は薄いです。
ただ、この時代の本は、最近のガイド本が広い範囲を網羅し、かつスマートに情報を伝えるということに主眼をおいているのとは対照的に、筆者の息づかいというんでしょうか、自分は山にどう向き合っているのかという想いようなものが伝わってくるような気がしています。
なので、この手の古書を読んだり、昔の人の話を聞くのは大好きです。
まえがきを読んでいても、この本を上梓するにあたり、小森さんがどれほどのこだわりを持っていたかが、びんびん伝わってきます。
収録ルートに関しても、あれもこれも網羅的に載せるのではなく、山域もルートもこれ!というものに絞られてます。
まえがきにも書いてますが、ルート説明に添えられた写真は、光と影にこだわっただけあって、とてもすばらしいす。
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