23日、急に予定が空いた。
今回は急な誘いにもかかわらず、けんじょうさんと「心優しく穏やかに生きる」のみとぴーさんがつきあってくれました。感謝感謝。みとぴーさんは、みうらさん繋がりで知り合ってメールでやりとりしてましたが実際に会うのは今回が初めて。
2ヶ月ぶりの三つ峠で楽しみにしていたんですが、前日は雨・・・。これまで「三つ峠は2日前まで雨が降っていると、しみ出しで登れない」と教わってきた。だから教科書通りだと中止の判断。だけど今回は何となく大丈夫のような気がしたので決行。
5:40 愛甲石田駅で会のけんじょうさんをピックアップ。7:30に到着予定でのんびり高速を走っていると、みとぴーさんから1時間前に「着いたよ~」とのメール。おーい、早すぎるよー。
裏登山口に7:10着。少しのんびりして7:30出発。談笑しながらの1時間のアプローチは三つ峠の隠れた楽しみの一つ。
濡れている場合に備えて、冬靴&アイゼンとアブミを持ってきたので、ザックの重さは17kg。パッキングを横着するため80Lのザックで行ったので、道中でハイカーの皆さんにはずいぶん怪訝そうな顔をされました~
岩場に着いてみると自衛隊の訓練中。大歓声とも怒号ともわからない大声が飛び交ってます。亀ルート、中央カンテ1P目、一般ルート左・中央・右・リーダーピッチなど、第1バンドまでの主要なルート全てトップロープが張られている。
<なんとなく物々しい雰囲気>
この日乾いているルートは全部占拠されている状態・・・。クライマーの感覚からするとちょっと非常識な感じがするので、ちょっとムッとするが、冷静に考えると、向こうは仕事、こっちは遊びなので、あんまし邪魔しても悪いかなと。
彼らの訓練は、グリップビレイに古式ゆかしい撚りロープで何十年前にタイムスリップしたような訓練でしたが、後で教官にこっそり聞いたところ、色々事情があるようで・・・
自衛隊の教官に断って、午前中のうちに中央カンテに取り付いた。予想通り、カンテの岩は乾いていて絶好調!
1P目(たけのうち)
III級の階段状ルート。朝一番のアップにちょうど良い。
<オシャレで体力抜群で、とっても明るいみとぴーさん>
2P目(けんじょう)
ランぺを左上する気持ちの良いルート。全くの初心者が岩場の弱点を探すルートファインディングの練習にちょうど良いなーと感じるピッチ。
<ブランクを感じさせない安定感のけんじょうさん>
3P目(たけのうち)
IV+の核心ピッチ。何度も登っているが、最近は物忘れが激しいので毎回新鮮・・・(笑)
手足のジャミングがおもしろいように決まるので、教科書通りに登る。
<みとぴーさん、核心のルートも難なくクリア>
4P目(けんじょう)
一番楽しいピッチ。三者三様で抜ける。クラックからカンテに回り込んだところでの、お約束の富士山眺望と高度感は、ガスのためクリアには見えなくて少し残念。
<余裕の笑顔のみとぴーさん>
<終了点直前のカンテを右に回り込んだところ>
<高度感たっぷりで何回来ても飽きない(ルート忘れているだけです、ハイ)>
当初の不安はよそに、特にトラブルもなく、登攀終了。終了点で互いに握手。
懸垂下降は右手のV字ロックの終了点からV字ロックルート沿いに下りる。
順調に見えたが、ロープ回収時にトラブルが・・・この懸垂ルートは良くロープが回収できなくなると聞いていたけど、案の定、回収時にスタックしてしまいました・・・
15分ほど奮闘しましたが、結局ロープを引く場所を変えながら引いてみるという基本セオリーどおりで、何とか回収でき、「プルージック登り返し隊」の出動は免れました・・・(助かった・・・)
食事後は、久しぶりのアルパイン復活のけんじょうさんの復習と、ツルベ初めてのみとぴーさんの練習として、中央カンテ1P目の岩場で、リード、支点作成、フォローのビレイセット、フォローの引き上げ、懸垂下降までの一連の練習と、懸垂の仮固定、プルージックやマッシャー(オートブロック)のセットなど一通りの基礎をやりました。
時間が残り少なかったですが、せっかく冬靴&アイゼンをボッカしてきたので、トップロープでアイゼントレを少しだけやりました。
たった1日でしたが、事故無く、最低限の練習はできたので大満足です。何よりも楽しかったしね。
早く2人とアルパイン行きたいな~。よろしくね!
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